蔵の町喜多方は全国的に有名なラーメンの町として知られています。
喜多方ラーメンのスープはあっさりしていてコクがあるのが特長です。鶏ガラ、豚ガラ、煮干し、昆布、野菜などからダシをとり、醸造業が盛んなこの町で作られた醤油・味噌を使ってスープを作ります。
麺は平打ちの太麺で縮れがあります。この縮れ麺にあっさりおいしいスープがたくさん絡みます。自家製で麺を打っている店もありますが喜多方には製麺所もたくさんあり、大部分は自分の店のスープに一番合う麺を選んで使用しているようです。
現在、札幌・博多と並び日本三大ラーメンの一つに数えられる喜多方ラーメン。全国的に有名になったのには「蔵」が関係しています。きっかけは喜多方の蔵の写真を撮りに来ていた観光客でした。食堂で食べたラーメンのおいしさが徐々に口コミで宣伝され、喜多方市も積極的に町おこしを行いました。そして現在の「蔵とラーメンのまち喜多方」と呼ばれるまでに有名になりました。
喜多方ラーメンがなぜおいしいかというと、何といっても水がおいしいからでしょう。飯豊山の伏流水に恵まれた喜多方は味噌・醤油・酒など醸造業が盛んな所です。ミネラルをたっぷり含んだ水を使った麺やスープは格別です。
この水と頑固な会津人の手が加えられてさらにおいしい喜多方ラーメンが出来上がります。