会津ひとくちメモ

ニシンの山椒漬け(にしんのさんしょうづけ)

会津の郷土料理に「ニシンの山椒漬け」があります。

醤油・酢・酒などで調味されたタレの中に、身欠きニシンと山椒の若葉を重ねて漬け込んだものです。
身欠きニシンの歯ごたえと旨み、そして山椒のすがすがしい香りが酒の肴としても、とても人気があります。

会津は海から遠く、周りを山に囲まれています。
そのため昔は新鮮な魚が手に入りにくく、干物や塩漬けにしたものが多く食されていました。 身欠きニシンもその一つです。
保存がきくので煮物や天ぷらなど様々な料理に使われていました。


ニシンの山椒漬けは会津の料理店などで食べることができますが、一般の家庭でもよく作ります。だいたい、山椒の若葉が伸びる6月頃に作られます。


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