会津ひとくちメモ

起き上がり小法師(おきあがりこぼし)

小さな体に可愛らしい顔が描かれた起き上がり小法師。倒しても倒しても必ず起き上がります。
これは会津のお正月の縁起物として欠かせません。


約400年前に作られたといわれており、会津の民芸品の中では最も古いものです。

会津の人は毎年お正月の初市で必ず起き上がり小法師を買います。
たくさんの小法師の中からいくつかをお盆の上で転がし、起き上がったものだけを買います。
家族の数より1つ多く買うのが慣わしです。
これには、家族やお金(財産)が増えますようにとの願いが込められています。
買った起き上がり小法師は各家の神棚に飾られます。


小法師の顔をよく見てみると、1つ1つ表情が違うことが分かります。これらはすべて手作りで作られているので、同じ顔の小法師はひとつもありません。
様々な表情の小法師をみつけるのも面白いですね。



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