会津ひとくちメモ

会津唐人凧(あいづとうじんだこ)

ギョロリとした目にベーっと出した真っ赤な舌。
とても迫力のある顔ですね。
これが会津唐人凧です(「べろくんだし」とも呼ばれています)
形も不思議な珍しい形をしています。

このような凧は長崎や北九州では多く見られますが、本州ではあまり見られません。
元々大陸から長崎に伝わったとされていますが、なぜ東北の会津に伝わったのかは謎です。
長崎の商人が藩主に献上したという説や、唐人凧の形が十字架に似ている事から会津の隠れキリシタンが祈りや合図として揚げていたという説がありますが定かではありません。



この凧にまつわる話で戊辰戦争の最中、鶴ヶ城から突然唐人凧が揚がったという話があります。
凧を揚げていたのは城内にいた子供達で、敵にまだ余裕があると思わせるために揚げていたといわれています。
また、味方の兵の士気を高めるためともいわれています。


秋には唐人凧の凧揚げ大会も開かれます。


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