会津ひとくちメモ

赤べこ(あかべこ)

みなさんが知っている会津の民芸品の中で、一番有名なものといえば「赤べこ」ではないでしょうか?
「べこ」とは会津の方言で牛の事で、赤い牛の形をした張子(はりこ)の民芸品です。
ゆらゆらと首を振る姿がとても愛らしいですね。

 

赤べこには次のような伝説があります。
大同2年、名僧徳一大師が柳津虚空蔵堂を建立される時に資材の運搬に黙々として働いたたくましい赤牛がいました。この牛が寺院完成の夜、自らが末永く御仏のお供をするために寺院前で忽然と石に化したそうです。

この伝説をもとに鶴ヶ城主・蒲生氏郷が郷土産業振興のために作らせたのがはじまりとされています。

後に会津に悪性の厄病が流行した時、赤べこを持っていた小児は不思議と厄病から逃れました。また病の者に赤べこを贈ると、たちまち全快したそうです。

現在でも赤べこは厄除け・安産・新増築・開店等開運の守り本尊として人々に親しまれています。

 

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